あなたは言ってる?「自信がない」と言う人のブランド価値は低い


マーケティングとブランディングの話。「ちょっと自信がなくて…」「私にはまだできません…」「時間もかかるしクオリティも低いと思います…」なんて発言、よく聞きますね。
そんな謙遜ばっかりしている人、謙遜じゃなくてほんとに自信がないの!という人、あなたの価値は、どんどん落ちています。

マーケティングとブランディングの違い

「うちの野菜は大きいしおいしいよ!」と自己PRし商品価値を伝えるのがマーケティングです。
「あの農家が作っている野菜は、ほかより大きいし、おいしいな」とお客さんに価値を感じさせるのがブランディングです。

似ているようですが、ちょっと違います。

いくら「うちの野菜は大きいしおいしいよ!」とマーケティングしても、「あっちの農家のほうが大きくて形もいい野菜を作ってる」「大きいけど、全然おいしくないな」とお客さんが感じていれば、その商品に魅力はありません。
「○○の新鮮野菜!」とブランド名を掲げても、「○○の野菜じゃなぁ…」と思われてしまいます。これは、ブランド価値があるとはいえません。

また、実際に「あっちの農家のほうが大きくて形も良くおいしい野菜」を作っていたとしても、お客さんが「ここの農家は信頼できるし多少高くてもこっちを買いたい」と思ってお金を出してくれるのであれば、その商品には「その農家であること」のブランド価値があるといえます。(どのような手法でそう思わせたかにかかわらず)ブランディングが成功しているのです。

では、これを人に置き換えてみましょう。

マーケティングしない消極的な人、自信がない人はブランディングの成果が出ない

「この作業を頼みたいんだけど、できる?どのくらいかかるかな?」

よくあるアサインの確認です。

これに対して、「はい、わかりました。やります」「これならこのくらいでできますね」という返事は、決して「俺、仕事できるんだぜ!」というアピールはしていません。
しかし、積極的な人、自信に満ち溢れた人は、この返事によって自然に「やってくれる人」であること、「実現できる人」であることを表現しています。

消極的な人、自信がない人は、自分のスキルでできる仕事であっても、「できると思いますが…やってみないとわかりません…」「ええと…もしかしたら時間がかかるかもしれません…」といった発言をしてしまいます。

どちらも最終的にその仕事を引き受けて、期限内に終わらせて、クオリティも十分という同じ結果をもたらしたとしても、周囲の評価は変わってしまいます。

頼む側からしてみれば、出来が良いか悪いかよりもまず、そもそも「やってくれる」人にしか頼むことができません。
「できないなら、いいよ」「やってくれないなら、ほかの人にお願いするよ」となってしまいます。だって、あなたがやってくれないのなら、あなたには頼みようがないですからね。

ほかの人が手いっぱいだったり、それがそもそもあなたの担当の仕事だったり、あなたを教育するためであれば、最後にはあなたにその仕事が割り振られるでしょう。
しかし、その仕事をどれほど素晴らしいクオリティでこなしたとしても、あなたに対する評価は「すごい!さすが!めっちゃ仕事できる!」とはならないのです。

「やればできるんだから自信持てばいいのに」
「できるんだから四の五の言わずやればいいのに」
「面倒くさがりなのかな?仕事なんだから嫌がらないでほしい」
「仕事はできるのに、ネガティブ発言ばっかりで気が滅入るよ」

と、仕事の評価とは別のところで、あなたの価値は下がってしまうのです。
同じ仕事を頼むなら、一緒に仕事をするなら、安心して任せられる人に、気持ちよく引き受けてほしいものですよね。
私はできます!というマーケティングをしないことによって、良い仕事をしてみせたというブランディングも成果が出ず、あなたのもともとの仕事ぶりは変わらないのに、ブランド価値が下がるのです。

マーケティングもブランディングもしない消極的な人は、潜在的に能力がいくらあっても、価値が認められないのです。

非常にもったいないですよね。

マーケティングばかりの自信家は商品価値を高めないとブランド価値は上がらない

では、必死にマーケティングするとどうなるでしょうか。

Web制作の世界では、客先に常駐して運用作業をするなんていうこともよくあることなので、たびたび現場を移ったりします。
その都度、派遣先・出向先との面談などで自己アピールをする必要がでてきます。
就職活動をしている、またはしてきた人たちならよくわかると思いますが、ここでの自己アピールに謙遜は禁物ですね。
「これまでこれだけのことをやってきました」「これならできます」「これについてはお任せください」と言えなければ、「ちょっと求めてるスキルと違うかな~」と断られてしまうこともあるでしょう。

積極的にマーケティングをするということは、「私はこんなに仕事ができます!」「こんなの私なら簡単にできます!」と自分の能力をアピールすることです。
しかしあまりにも度が過ぎると、日本人は謙遜が美徳という文化ですから、鼻持ちならないやつ、と思われかねませんね。
もし本当に仕事ができるのなら、「あいつができるっていうんだから任せてみよう」となるかもしれませんが、実力が伴っていないと、慢心してる、とか、自信過剰、とか陰口を叩かれるかもしれません。

せっかく自分を売り込んで登用されたとしても、頼まれた仕事が全然できなかったり、とっても遅かったり、ミスばかりだったりしたら、「なんだこいつは!」となりますね。
売り文句に騙された人たちが商品を買ってくれて一時的に儲かったとしても、リピーターはつきません。そのまま売るか捨てるかされてしまいます。
期待外れだったり、裏切られたという気持ちが強いと、人の評価はより厳しくなります。

マーケティングは成功しても、ブランディングは大失敗です。

マーケティングとブランディングを両方成功させるコツ

マーケティングしなければ売れない、マーケティングしてもブランド価値が下がる、じゃあいったいどうすればいいの!?と思うかもしれません。

簡単なことです。

魅力のある商品を「魅力があります!」とマーケティングして、「この商品は魅力的なんだなぁ」と思わせてブランド価値を高める。当たり前のことです。

何から何までできる人なんていないので、できないことを正直に「これはできません」と言うことに抵抗を感じる必要はありません。
できますと嘘をついて、できないから問題になるのです。
できないことをできると嘘をつくマーケティングは失敗します。

それなら、できることを「できる」と自信をもってアピールすればいいだけです。

「これはそんなに得意じゃないからほかのひとにお願いしたいです…」ではダメ。
ここまではできます。この部分はちょっと自信がないので、相談してもよろしいでしょうか?」と事実を正直に言うだけで、印象は変わります。
その印象のつけ方がブランディングです。

そして、実際にそれをやってみせて、「この人はこれができるんだな」「これはこの人に頼めばやってくれるな」、と思わせる。
その積み重ねでブランド価値を高めるのです。

マーケティングでもブランディングでも共通していえるのは、「自分から価値を下げるようなことをしない」ということ。人からの評価を上げるのはただでさえ大変なのに、自分から価値を下げていたらいつまで経っても価値が上がることはありません。

いつも自信がないあなた、何がそんなにできないのですか?ほんの少しのできることを隠して、まったくできないフリをするのはやめましょう。

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菜摘

Web制作がメインですがときどきフライヤーデザインやCDラベルなどDTP系もやってます。 デザイナーだったはずがhtml/cssコーディングに目覚めた。 黒い画面は相変わらず怖い。 javascriptはこのごろちょっと頑張ってるよ。

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