suzume

はじめて作ったアプリが10,000ダウンロード達成したから自慢する


厳しい時間制限付ライトニングトーク

雑兵MeetUp #6 zohyo-fesでLTしてきました。
私の発表内容は記事の後半のほうに書きます。

あるテーマについて5分間でまとめたスピーチのことを、LT(ライトニングトーク)といいますが、内容を詰め込みすぎて5分を過ぎても喋り終わらない、というのがよくあるパターン。

初心者の練習の場であることをコンセプトとした「雑兵MeetUp」の第6回では、きっちり5分で終わらせようというルールが課せられました。

単純に5分で容赦なく終了させられるだけでなく、「300秒/スライド枚数」で自動的にスライドが切り替わる!という面白い試みでした。
自分のペースでスライドを切り替えることができないのはもちろん、均等に時間が流れるため、ひとつのキーワードだけを強調したスライドや画像のみのスライドなどを挟むというのが難しい。

配布する資料を作るだけなら簡単ですが、会場で後ろの人にも見えやすいようにとか考えてレイアウトすると、なかなか思い通りにスクショを入れたり説明を詰め込むことができないので、とっても悩みました。

とりあえず初回なので素直に1ページ1分、5ページにまとめて、スライドに書かれてないことを喋って説明すればいいかな~と考えました。

・・・が、

そうそううまくいかないものですね。
実際始まってみると、タイマーを見ないので自分がどのくらいしゃべったかわからないし、スライドが切り替わるタイミングが気になって、喋ろうと思ってたことが抜け落ちてしまったりしました。

やっぱり、事前にしっかり練習しておかないとダメですね。
頭の中で考えてるだけじゃなくて、声に出してみるのが大事です。

紅白 Milkcocoa 合戦のときは自分で好きにスライドを作れたのと、そのおかげで完成が早くて、当日までに何度も頭の中で整理する時間があった(通勤中にボーっと頭の中でしゃべったりした)ので、9割くらいは言いたいこと言えたかな~という所感でしたが、今回は5割くらいしか話せなかった印象です。

雑兵がはじめて作ったアプリが10,000ダウンロード達成した自慢

私の発表テーマは、ちょうど先日10,000ダウンロードを達成した自作アプリ麻雀点数計算suzumeの、ダウンロード数を伸ばすための対策について。
時間の制約で入れられなかった内容、当日忘れてしまって話さなかった内容などを含めて書いていきます。

このアプリが戦う土俵

麻雀の点数計算アプリを作ったわけですが、麻雀そのものをプレイするゲームアプリではないため、GooglePlayでのカテゴリは「ツール」です。
となると、メモ帳や電卓などそのほかのツールが多すぎて、とても人気ランキングなどを狙うことはできません。
それにもともと、ユーザーが暇つぶしに数あるアプリを眺めてインストールするという状況で勝てる性質のアプリではありませんね。

目標設定

そこで、「麻雀の点数計算をやってくれるアプリがほしいな~」と具体的かつ能動的に探しているユーザーにリーチするために、検索されそうなキーワード「麻雀 点数計算」の検索結果で1番上に表示させよう!というのを目標にしました。

「麻雀」だけでひっかかったとしても、おそらく「麻雀」だけで検索するユーザーのほとんどは麻雀のゲームをプレイしたいユーザーではないかと思います。
それに、星の数ほどあるアプリの中で、「麻雀」で上位に表示させるのは至難の業。

じゃあ「麻雀」を捨てて、「点数計算」で上位に来るようにしようか?

ダメです。

「点数計算」では麻雀以外の点数計算アプリ、スポーツのスコアボードなどが出てきてしまいます。

どちらでも勝てないからこそ、「麻雀 点数計算」の組み合わせで上位に来るようにバランスを調整するのが一番効果が高いわけです。
しかも、このキーワードで検索したユーザーの求めているアプリに、suzumeがマッチしているだろうということは想像に難くないですよね。
母数が少ないかわりにインストール率をあげるという作戦です。

検索結果で上位を狙うといえば、webサイトにおいてはSEO(検索エンジン最適化)がありますが、アプリの場合はASOと呼ばれる対策方法があります。

対策その1 ASO

ASOはもともとiOSアプリの「AppStore最適化」でASOだったのですが、最近はまとめて「アプリストア最適化」でASO、と呼ばれることが多いです。

SEOと同様に、アプリのタイトルやストアの説明文にキーワードを入れたり、そのバランスをチューニングして最適化を図るのはもちろんですが…
「アプリストア最適化」なので、検索キーワードだけではなく、それ以外も最適化していく必要があります。

アプリの名前

スマホで閲覧すると、長いアプリ名は最後まで読めなかったりします。
ユーザーの目についてほしいのは「suzume」よりも「麻雀点数計算アプリ」であることの方なので、アプリの名前を「麻雀点数計算suzume」としています。
ちょっとせこいですが、「麻雀 点数計算 suzume」として半角スペースを入れたらどうなるか?など、いろいろ変更しては2~3日後の検索結果を確認、というのを繰り返しました。

HTMLタグを使った説明文

GooglePlayのアプリ説明文には、HTMLタグを使用することができます。
h1やh2といった見出し要素のほか、なつかしのfontで色を変更することもできるんですね。(見た目に反映されるかどうかは、PC版やスマホ版、ブラウザかネイティブアプリか、などで異なります)

なお、文字数が多ければいいというわけではない模様。

競合するアプリのキーワード調整

suzumeから派生した「符計算練習100本ノック」というアプリがあります。
一時期、こちらのアプリの方が評価が高かったこともあって、検索結果で100本ノックの方が上に出てしまうようになりました。

もともとの目標としてはsuzumeを1番上にしたいわけですし、せっかく「麻雀 点数計算」で検索してくれたユーザーが、目的と違うアプリに流れてしまうのも不本意です。
「点数計算をやってくれるアプリがほしい」人にとっては、本来の目的と違いますよね。

そこで、100本ノックからは「麻雀」とか「点数」というキーワードを少し削除しました。
そのかわりに「符計算」とか「練習」という、競合の少なそうなキーワードでユーザーを獲得していく狙いです。

この調整も含めた結果、suzumeと検索結果の順位が逆転したうえに、「符計算」で検索したときにも100本ノックが上位に表示されるという相乗効果もありました。
引き算の対策が功を奏したわけですね。

他人のアプリをコントロールすることはできませんが、自分の作ったアプリ同士ではこういう調整ができます。

スクリーンショット

たとえば、掲載するスクリーンショットを工夫する。
最大8枚掲載できるのですが、画面が少ないからと手を抜かないこと!
同じ画面のスクショでも、「かんたん操作」とか「見やすい画面」とか、ちょっとした説明をつけてあげるのも大事です。

このスクリーンショットのエリアを上手く利用して、2枚の画像をつなげて大きい1枚絵のようにしているアプリもありますね。

「ツール」カテゴリである以上、機能が充実していて使いやすいのが一番ですが、ユーザーがまずインストールして使ってみようと思ってくれるようにするためには、見た目も大事ですね。

LPを用意しておく

もうひとつ、一見アプリストアと関係ないように思われますが、LP(ランディングページ)を作っておくのも、実は必要なんです!
というのも、アプリストアの設定の中には、アプリの紹介ページのURLを記載する欄があります。
わざわざ欄が用意されているので、当然そのURLがあるかないか、これだけでも差がつきます。

もちろんLPが存在することで、単体でSEO効果があったりするので作らない理由がありませんね。

対策その2 人海戦術

さて、キーワードのチューニングをバッチリやったとしても、そう簡単に上にはきません。
なぜなら、検索結果で上位に表示されるかどうかは、キーワードのマッチングだけではなく、アプリそのものが有用かどうか?という判断基準もあるからです。

かんたんにいえば人気度のようなものですね。

まてまて、そうはいっても露出しなければ誰もダウンロードしてくれないし、使う人がいなければ★もレビューもつかないじゃないか!

と思いますよね。

そうなんです。

企業が事業計画を練って予算を持って広告を打ったりブーストかけられるような有料アプリや課金型アプリと違って、我々のような弱小個人デベロッパにはこの壁が厚いのです。

誰の目にも触れないようなアプリをダウンロードしてくれる人といえば…

そうです、身内です!m9(゚д゚)っ

アプリを作ったらすぐさま、身内に「アプリ作ったから使ってみて~」と強要お願いするだけです。

私の場合は、職場の麻雀人口が多かったため有利でした。
普段からwebサービスやアプリ開発を行っている職場だったので、みんなインストールして触ってみて、不具合があればすぐ報告してくれました。
むしろ、不具合見つけてやろうくらいの気持ちで見てくれるのでありがたいです。

自分の持っていない端末やOSのバージョン違いなどで見てもらえるし、いわば本番でユーザーテストをしている状態になります。
しかも、まだ露出があまりない時期に不具合を見つけて修正対応ができる!

身内なので、不具合があったら評価をつける前に直接教えてくれますし、対応後にいい感じにレビューを書いてくれたり★5をつけてくれたりするので大変ありがたい存在です。
快く協力してもらうためには、日ごろからコミュニケーションとっておくのが大事ですね。

対策その3 レビュー対応

そうやってダウンロード数を稼いで、★やレビューがつくようになると、徐々に検索結果の順位もあがってきます。
これまでは誰も見ないような下の方にあったアプリが、ちょっとスクロールすれば見える位置まで来たり、LPそのほか外部リンクからの流入で地道にユーザーが増えてきます。

そうなると今度はレビューの対応が重要になってきます。

身内に書いてもらったレビューがあることで、赤の他人のユーザーも意見を書きやすくなります。
不思議なもので、せっかく良い評価がついたのに直後に悪い評価がついたり、悪い評価がついてがっかりしてると泣くほど嬉しいレビューが書かれることがあります。

根拠はありませんが、なんとなく、良い評価がついていると期待値が高まる反面、使ってみてイマイチだったら「そんないいもんじゃないだろ」と言いたくなり、自分が便利がって使っているのに悪い評価がついていると、「こっちは使えてるよ?そこまで悪くないでしょ」と言いたくなる、そういう心理がはたらくのではないかな~と想像しています。
口コミサイトとかでもありがちですよね。

中には、こちらでは何も対処しようがない評価というのがあり…
スライドでは「クソレビュー」と呼んでいますが、実際は1行でも情報があるのでありがたいです(人∀・)
でもでも、何がどう動かないのか、アプリの不具合なのかどうかさえ確認のしようがない、ただ「動きません」とだけ報告されるレビューにはなかなか手を焼きます。

だってほら、レビューや評価を見れば、どう見ても他の人たちは使えてる、自分だけ動かないって言ってる、ってわかるわけじゃないですか。

それでもアプリに★1をつけるのは、使いたかったのに使えなかったというがっかりした気持ち、しかも自分以外は使えてて便利がってるという嫉妬にも似た悔しい気持ち、せっかくダウンロードしたのにその時間が無駄になった(なんなら端末のメモリも無駄になった)という残念な気持ちを★1というアプリにとって損になる方法でぶつけているわけですね。

それは共感してあげてもいいんじゃないかなと思うわけです。

それがアプリ自体の不具合ならば★1は当然だし、こちらも解決したいんです。
使おうと思ってインストールしてくれた人に、使ってもらいたいんです。
でもそのレビューの情報だけでは何もできない。

だからたとえ1行の吐き捨てるようなレビューでも、使ってみようとしてくれてありがとう、使えなくてがっかりだよねごめんね、ぶっちゃけよくわかんないけど調べてみるね、ということは返信します。
不具合対応などをした結果報告をすると長くなることがありますが、感想などに対しては、良いものも悪いものも、だいたい同じくらいの分量で返信するようにしています。

何かあったら修正してくれる、修正できなくてもちゃんと返信くれる、というのが窺えるだけでも、アプリのイメージは良くなりますよね。

数が多くなってくると個人では対応しきれない部分も出てくるとは思いますが、弱小のうちは弱小だからこそ手を抜かずにちゃんと対応する。
当たり前のようですが、手を抜いているアプリがあれば、こちらはただ実行するだけで有利になります。
逆にいえば、ここで手を抜いているとほかのアプリに出し抜かれてしまうかも?

結果、目標達成しました

一日ごとのインストール数グラフを見ると顕著です。

ダウンロード

2015年~2016年の年末年始で突出している部分がありますが、これはテレビで「大学対抗麻雀駅伝」という番組を放送していた影響です。
でも、本当に一時的なもので、前後の状況を見てみるとそのベースラインは低いですね。

その後、2016年5月ごろに、検索結果のファーストビューにちらちら見えるようになってから一日あたりのインストール数が増え始めます。
今までならユーザーに気付かれてもいなかったのが目に触れるようになり、インストールに繋がったわけですね。

続いて2016年7月には、とうとう目標だった検索結果1位に表示されました。
しかも学生は夏休みに入るので、ここで目に見えてインストール数が増えています。

一瞬でもいい!とか言ってますが、このあと現在までずっと1位をキープできています。

そして、お盆にピーク!

比べてみるとわかりますが、お盆のピーク時のインストール数は、年末年始のテレビの影響があった時を超えています。
同じ休暇シーズンでも、テレビの影響なしにここまで伸ばすことができました。

リリースしたのがお盆よりあとだったので前年と比較できないのが残念ですが、シーズン前に態勢が整っていたことでこれだけの効果を得られたと思います。

最初のペースだったら1年で10,000ダウンロードなんて夢のまた夢でしたね。

ちょくちょくこういう状態を見ることができるのでニヤニヤが止まりませんね。

インストール率もだいたい40%程度になっています。
2016年9月12日~18日の1週間のストア訪問者数と、そのうちのインストール数のグラフ。

ちなみに、ストアで検索結果上位に来ることによって、こんな恩恵もあります。
モバイルでGoogle検索したときの表示。

新参者がセンターを頂戴しました。

脱線しますがこのタイル状の表示、どうもアイコンのカラーを分析して、含まれている色と近い色の背景色を表示してるっぽいんですよね。
でも背景と同化するからやめてくれ~(´;ω;`)って感じです。

普段タブを見ないので、アプリタブがあることを初めて知りました…

まとめ

アプリのダウンロード数を増やすには、アプリそのものの出来や、需要が絡んできます。
とはいえ、たとえ同じ中身のアプリであっても、ただストアで公開してそのままにするのと、いろいろと対策するのでは、やはり結果は変わってくると思います。

  1. ダウンロードが増えれば評価が増える
  2. 評価が増えれば検索結果で上位に表示される
  3. 検索結果で上位に表示されればダウンロードが増える

これを、「悪い評価」でダウンロードが減るような悪循環に陥ることのないように、しっかり対策していきたいですね。

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菜摘

Web制作がメインですがときどきフライヤーデザインやCDラベルなどDTP系もやってます。 デザイナーだったはずがhtml/cssコーディングに目覚めた。 黒い画面は相変わらず怖い。 javascriptはこのごろちょっと頑張ってるよ。

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